セラードの厳しい環境に育まれたペキ

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 写真 ペキの実aki
 熱帯サバナ、セラード地帯の植物ペキはブラジル中西部の代表的な灌木である。その実にはビタミンAが豊富に含まれ、滋養が高い。自然環境の厳しいセラードで育つペキの実には、まだ未知の栄養素が多分に含まれていそうな感じさえある。日系人の中には、日本に輸出しようと、ひそかに注目する人もいる。
緑色の皮に包まれた実はオレンジがかった黄色で、ご飯と一緒に炊いたり、鶏肉などと煮たり様々な料理に使われる。特にゴイアス料理には欠かせない材料となっている。その他、アイスクリームやアルコールに漬けられリキュールとして飲まれている。
 黄色い実の核にはとげがあるので、気をつけなければならない。初めて、ゴイアスでペキと鳥の煮物をごちそうになったとき、最初に注意されたことが今でも印象に残っている。 
ペキの実を齧ってはいけないのだ。
そのとき食べたペキの感想は、「化粧っぽい味がする」であった。僕にはさほどおいしいと言えるものではなかった。それでも、ペキのクリームとご飯を一緒に炊いた、きれいなレモンイエローのペキご飯はでペキ独特のほのかな香りがしてなかなかおいしかった。瓶詰のペキクリームを買ってかえったがすっかり忘れてしまい、廃棄するしかなかったのがいまだに残念でたまらない。
 ゴイアスのフェイラ(青空市)に行くと、ペキが、皮つきのままや、剥いだ状態、ペーストの瓶詰がうられていた。この地方の人にとってペキは日常不可欠なのだ。ペキの実の最盛期には実がそのまま売られ、時期が過ぎると、瓶詰などが出回るそうだ。サンパウロのフェイラではまず、ペキは見かけることはない。それでも 最近は、サンパウロでも路上の果物売りがペキを売っているのをよく見かける。買ってみようとは思うのだが、いつも見かけるのは忙しかったり都合の悪い時だったりで、まだ買うには至っていない。今度見かけたら買って、ペキご飯を作ってみたい。
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